中世風の架空世界で自由な人生を歩むサンドボックスRPG、『歴史の終わり』が大きな注目を集めています。本作は、ただの冒険者から一国の王にまで登り詰めることができる自由度の高さが魅力です。プレイヤーの行動一つひとつが世界情勢に影響を与えるという、壮大なシステムが話題となっています。
しかし、現在はアーリーアクセス版ということもあり、独特な操作感やバグに戸惑うプレイヤーも少なくありません。そこで今回は、これから本作を始める方に向けて、序盤を生き抜くためのコツや、現時点で判明している不具合の回避方法などをまとめました。この世界で歴史の証人となるための手助けになれば幸いです。
歴史の終わりの序盤攻略ポイント
ゲームを開始して最初に意識すべき点は、この世界において主人公は特別な存在ではないということです。まずは生き残ることを最優先に行動しましょう。多くのレビュワーが指摘しているように、本作は決して甘いゲームではありません。とくに序盤は資金も戦力も乏しいため、慎重な立ち回りが求められます。
具体的には、以下のポイントを押さえてプレイを進めることをおすすめします。
- 依頼をこなし信頼と資金を稼ぐまずは地道な依頼をこなし、少しずつ味方を増やしてください。いきなり大きな戦闘を仕掛けると、数の暴力で負けてしまいます。
- 方位磁針の表示に注意する現在、ゲーム内の方位磁針(コンパス)が通常とは逆に表示されるという仕様、あるいは不具合が報告されています。直感的に動くと道に迷う原因になるため、マップをこまめに確認しましょう。
- 仲間を集めて数で対抗する戦闘は個人の武勇よりも、兵力が物を言います。一人で無双しようとせず、早めに知人を増やして勢力を拡大することが勝利への近道です。
このように、まずは世界の理不尽さに慣れつつ、地盤を固めていくことが重要となります。操作に癖があるため、最初は戸惑うかもしれませんが、慣れてくれば自分だけの物語を紡げるようになります。
歴史の終わりで行き詰まったら
プレイ中に進行が難しくなったり、システム面でストレスを感じたりした場合は、一度立ち止まって設定やプレイスタイルを見直してみてください。本作は開発途中ということもあり、UIや挙動にいくつかの問題点が報告されています。これらを知っておくことで、無駄なストレスを回避できます。
攻略に行き詰まった際は、以下の対策を試してみましょう。
- Escキーの挙動に気をつけるウィンドウを閉じようとしてEscキーを押すと、逆に別のウィンドウが開いてしまうという仕様があります。焦らずに操作するか、アップデートでの修正を待ちましょう。
- 防衛戦でのクラッシュを避ける拠点防衛戦においてゲームが強制終了するバグが報告されています。もし頻繁に落ちる場合は、防衛戦を回避するか、自動解決できる手段を探すのが賢明です。
- 戦闘は戦術より戦略を見直すアクション性がそこまで高くないため、戦闘で勝てない場合は操作テクニックよりも、兵士の数や質が足りていないことがほとんどです。無理に戦わず、交易などで資金を潤沢にしてから再戦しましょう。
現状ではプレイヤー側の工夫で乗り越えなければならない部分も多いですが、開発者はユーザーの意見に真摯に向き合っているようです。不便な点は今後の改善に期待しつつ、今は回避策を講じながら遊ぶのが良いでしょう。
歴史の終わりの隠し要素は?
本作における最大の隠し要素とも言えるのが、世界の謎を秘めたオベリスクの存在です。ゲームの目的の一つに世界の崩壊を止めることが掲げられていますが、その鍵を握るのがこの巨大な構造物です。単なるランドマークではなく、物語の根幹に関わる重要な要素として配置されています。
現時点で判明している情報や、探索の楽しみ方は以下の通りです。
- 散らばった断片を集めるオベリスクは無限の知恵を蓄えているとされていますが、その謎を解くための断片は世界中に散らばっています。これらを集めることが、世界の真実へと近づく道となります。
- 唯一無二の歴史そのものが隠し要素特定のアイテムを見つけることだけが隠し要素ではありません。プレイヤーの選択によって、NPCが反乱を起こしたり、国が滅んだりと、二度と同じ展開にならない歴史そのものが、このゲームの隠されたコンテンツと言えます。
英雄譚ではなく、歴史の観測記録であると謳われている通り、プレイヤーが介入した結果として生まれるバタフライエフェクトこそが、本作の真の隠し要素であり醍醐味です。オベリスクの謎を追いながら、あなただけの歴史を刻んでください。
歴史の終わりのクリア時間は?
サンドボックス型のRPGであるため、明確なクリア時間を定義するのは難しいですが、一つの区切りや満足感を得るまでの時間はプレイヤーによって大きく異なります。早期アクセス版をプレイしたユーザーのレビューを見ると、数時間で一通りのシステムを理解し、そこから無限に遊び続けるスタイルが一般的のようです。
プレイ時間の目安や、ゲームのボリューム感については以下のようになります。
- 体験としては5時間から10時間程度現状のコンテンツを一通り触り、内政や戦闘の基礎を理解するまでなら、比較的短時間で到達できます。レビューでも数時間から7時間程度のプレイ記録が多く見られます。
- 世界を救うなら数十時間以上世界の崩壊を止めるという最終目標を目指したり、王として国を繁栄させたりするには、膨大な時間が必要です。
- リプレイ性は非常に高い盗賊として生きるか、商人で大成するかなど、ロールプレイを変えることで新鮮な気持ちで何度でも遊べます。
短時間でサクッと終わるゲームではなく、噛めば噛むほど味が出るスルメゲーとしての性質が強い作品です。バグや未完成な部分を含めても、長く楽しめるポテンシャルを秘めています。
まとめ
『歴史の終わり』は、中世を舞台にしたリアルな人間関係と国家運営が楽しめる意欲作です。マウント・アンド・ブレイドや太閤立志伝といった名作シミュレーションゲームの影響を色濃く受けており、好きな人にはたまらない没入感を提供してくれます。一方で、操作性の悪さやバグなど、アーリーアクセス特有の粗も目立ちます。
最後に、本作の特徴を改めて整理します。
- 自分だけの歴史を作れる没入感NPCと同じルールで世界に放り出され、理不尽な命令や戦乱に巻き込まれる感覚は、他のゲームでは味わえない体験です。
- 今後のアップデートに期待大開発者のモチベーションが高く、ユーザーのフィードバックを積極的に取り入れようとする姿勢が評価されています。
- 人を選ぶがハマれば時間泥棒戦闘のアクション性を求める人には不向きですが、歴史シミュレーションや群像劇が好きな人には強くおすすめできます。
まだ未完成な部分はありますが、それが逆にこれからの進化を予感させます。興味を持った方は、ぜひこの終わりのない歴史の中に飛び込んでみてください。あなたの一つの選択が、世界を大きく変えることになるかもしれません。




