地下深くで自分だけの工場を作り上げる喜び、味わっていますか。MineMogulは、物理演算が働く世界で採掘と自動化を楽しむ、中毒性の高いシミュレーションゲームです。Satisfactoryのような工場建設と、Hydroneerのような物理挙動が見事に融合しており、時間を忘れて没頭してしまう魅力があります。日本語非対応のため、少し戸惑う部分や、独自の物理挙動に悩まされることもあるでしょう。この記事では、効率的なライン構築のコツや、誰もが直面するトラブルの解決法、そして気になるクリアまでのボリューム感を徹底解説します。
MineMogulの序盤攻略ポイント
ゲームを開始したら、まずはこの世界のルールと、効率よく資金を稼ぐための基礎を固めることが重要です。最初はピッケル片手に手動で採掘することになりますが、ここであまり時間を使いすぎてはいけません。
最優先すべきは、とにかく現金を稼いで自動化設備を購入することです。
- 最初はクエストの納品よりも、掘った鉱石をそのまま売却して資金を作る
- 初期の鉱脈は枯渇するが、採掘機(ドリル)を設置すれば無限資源になる
- 敵や空腹、落下のダメージはないため、安心して作業に集中する
資金が溜まったら、すぐにコンベアと自動採掘機を導入しましょう。このゲームには敵対生物もいなければ、空腹で倒れることもありません。プレイヤーの体力や生存を気にする必要がないため、最初から全力を工場のレイアウト構築に注げます。また、設置した設備は解体しても購入時の価格で全額返金されます。配置ミスを恐れず、何度も設置と撤去を繰り返して、自分だけの最適解を見つけ出してください。まずは「原石を掘る」「売る」「機械を買う」のループを最速で回すことが、脱初心者の第一歩となります。
MineMogulで行き詰まったら
工場が大きくなるにつれて、「なぜかラインが詰まる」「アイテムが床に散らばる」といった物理演算特有のトラブルに直面することになります。このゲームの難易度は、まさにこの物理挙動の制御にあると言っても過言ではありません。
もしラインが上手く機能しない場合は、以下の点を見直してみてください。
- 加工機への投入前は、必ず直線コンベアを2〜3マス以上確保する
- カーブでの合流は避け、T字や直線で合流させる
- カーブで物が落ちる場合は、傾斜のあるコンベアで壁を作る
- 「パッケージャー」を使い、複数のアイテムを箱詰めして負荷を減らす
特に多いのが、加工機械の入口で素材が詰まる現象です。コンベアの距離が短すぎると、物理演算の判定でおかしな挙動を起こしやすくなります。余裕を持って直線の助走区間を作ってあげると、驚くほどスムーズに吸い込まれていきます。また、板材などの加工品は形状が平べったいため、分岐や合流で非常に引っかかりやすい性質があります。加工してから分岐させるのではなく、インゴット(延べ棒)の状態で分岐させてから板材に加工するなど、アイテムの形状に合わせたライン設計こそが、詰まりを解消する鍵となります。
MineMogulの隠し要素は?
早期アクセス段階ではありますが、普通にプレイしているだけでは気づきにくい小ネタや、知っていると少し得をするテクニックが存在します。これらを利用することで、より有利に、あるいは少し変わった視点でゲームを楽しむことができます。
ゲームを深く楽しむための、ちょっとした裏技や探索要素を紹介しましょう。
- T2採掘機を使うと、消耗品の「壊れたドリル」を無限に入手・量産できる
- 異なる金属板(鉄と銅など)を組み合わせると「ジャンクパイプ」が作れる
- 足場を積み上げると、天井付近から地上の景色がチラッと見える
- 高額な重要アイテムをマグネットで誤って納品しないよう注意が必要
特に「壊れたドリル」の生成テクニックはユニークです。通常はゴミとして扱われるアイテムですが、特定のルート構築や収集目的でわざと作り出すことが可能です。また、地下工場という閉鎖的な空間ですが、足場を限界まで高く積み上げることで、開発者が用意した「外の世界」の光景を垣間見ることができます。これは正規のルートではありませんが、探索好きなら一度は登ってみる価値があります。ただし、マグネット操作には細心の注意を払ってください。取り返しのつかない高額アイテムを一瞬で失うリスクも、このゲームの隠れたスリルの一つと言えるでしょう。
MineMogulのクリア時間は?
このゲームのボリューム感は、工場建設系ジャンルの中では比較的コンパクトにまとまっています。数百時間を要するような超大作とは異なり、週末や連休を使ってサクッと達成感を味わいたい人に最適な長さです。
プレイスタイルにもよりますが、おおよその目安は以下の通りです。
- スムーズに進めてエンディング到達までは約4時間〜8時間
- 全実績解除や工場の完全最適化を目指すと12時間前後
- クリア後は放置して生産数を稼ぐ時間が長くなる傾向がある
現在のバージョンでは、クエストを一通りクリアするだけであれば8時間以内で終わる人が多いでしょう。後半は新しい要素が減り、ひたすら納品数を稼ぐフェーズに入ります。そのため、効率を突き詰めてラインを組み直したり、放置して資金を貯めたりする時間が長くなります。派手なインフレや終わりのない拡張を期待すると少し物足りなさを感じるかもしれませんが、「短い時間で工場長の気分を味わいたい」「複雑すぎるシステムは疲れる」という方には、まさに丁度よいボリューム感で完結します。
まとめ
MineMogulは、物理演算の面白さと工場自動化の達成感をシンプルに凝縮した良作です。最後に、攻略の要点をもう一度おさらいしておきましょう。
工場長として成功するためには、物理挙動を味方につけることが全てです。
- 序盤は資源を売って、とにかく機械化を進める
- コンベアの詰まりは「直線の長さ」と「合流角度」で解決する
- 板材などの平たいアイテムは詰まりやすいので扱いを丁寧にする
- 英語がわからなくても、アイコンと雰囲気で十分に楽しめる




